2019/10/16 00:09

#1まずはここからのつづきです


入社1年目、冬


2016年の年の瀬に、ファミール産院きみつ敷地内のプレハブ小屋で、食事会が開かれました。
ファミール産院の関係者5-6人が集まり、杉本雅樹医師のいまいち水っぽいお手製カレーを食べながら、この一年をねぎらいあう会でした。

杉本雅樹医師は私、大輔の叔父にあたります。おじさん、と呼ぶのも何なので、社内では理事長と呼んでいます。
2日前に理事長から会への強制参加を告げられ、断る理由も、権利もない僕はスタッフの車に乗せられ君津市へ向かいました。

特に理事長の手料理に思い入れのない僕も、この会を楽しみにする理由がありました。
ファミール水素プラセンタの開発者である、北島淳一氏がくる!とのことでしたから。

ファミール水素プラセンタ=株式会社ソフィレのサプリメント


僕は2016年の夏前に入社して、そのほとんどをファミール水素プラセンタを含む、ソフィレのサプリメントに関わってきました。
サプリメントはソフィレで準備し、ファミール産院の各施設に配送する仕組みをとっています。
その当時の私の仕事は、在庫管理や受け渡し・返品など、物流回りのシステム開発や整備でした。

関係者の負担は最小限に抑えつつ、効率的な仕組みを考案する中で、最も出入りするファミール水素プラセンタというサプリメントを知りました。

そもそも僕は、ファミール水素プラセンタに出会う前、プラセンタが何なのか知りませんでした。
20代男子ってそんなものですかね?無知?

で、プラセンタって何よ?


英語でplacenta=プラセンタは英語で"胎盤"を意味します。

胎盤そのものは、はるか昔、古代ギリシアで治療に使われた記録があるほか、中国では紫河車(しかしゃ)という漢方に数えられ、長く医療に使われてきた歴史があるそうです。こちらはヒトの胎盤を使用しています。

現代日本では、出産時に赤ちゃんと一緒に排出されるヒトの胎盤を用いた医薬品や、ヒト以外の胎盤を利用したサプリメントが提供されています。
"プラセンタ"と名の付く製品の原料には、馬、豚、羊、クジラといった陸生/海生哺乳類のものや、厳密には胎盤ではない、サケなどの魚類の卵巣成分を用いたマリンプラセンタ、植物を利用した植物性プラセンタなどがあります。

なんだか様々なんですよね、プラセンタって。

胎盤が出産と同時に出てくるものとも知らなかったし、魚類とか植物もプラセンタって言っちゃうんだ、って笑。
要は"こどもの素"ってことなんでしょうね。

入社後、プラセンタに詳しくなるにつれ、一つの疑問が頭をもたげました。
どのプラセンタが最強なんだろう?

北島さんに聞け


この疑問をソフィレのスタッフや理事長に聞くと、みな必ず"北島さんに聞け"と言いました。誰?北島さんって。見たことないけど。
人によっては、"良くわからないけど、北島さんは信用できる。北島さんはサプリメントを絶対にごまかさない。北島さんが言うならウマだろう"と言います。だから誰だよ北島さんって!なんかこわいよ!宗教かよ!

...彼らから集めた情報を総合すると、以下のようなことだそうです。
北島さんは千葉県館山市にお住いの、"サプリメントおじさん"です。
サプリメントの開発を生業にして30年になるそうです。
理事長とは2014年に館山の飲み屋で知り合い、意気投合して、ファミール産院にサプリメントを提供することになったそうです。

そんな得体の知れないおじさんに、ソフィレのスタッフは全幅の信頼を寄せています。But...Why?

...僕は当時の職場である、なのはなクリニック2Fのオフィスから出ることはほとんどなく、なかなか北島さんと会う機会がありませんでした。そんな彼に直接質問をぶつける機会が、ようやく巡ってきたのです。ファミール産院きみつのプレハブ小屋で、理事長のカレーとともに。